ドイツ車にレギュラーガソリンを入れると・・・

何度か、ドイツ車にレギュラーガソリンを入れてみたことがある。
1990年頃のW124あたりだと、てきめんにノッキングが頻発しエンジンに負担をかけていることがありあり。
2000年以降のモデルでは、各メーカー問わず電子制御が一般的になり、点火時期をコンピュータが調整するのか、さほど問題は無い、ように見える。
しかし、点火時期を遅らせる=燃費が悪化(エンジンによってはガソリン噴射量を増大させてノッキング時のピストン加熱を防止する)ということもあるし、そもそもメーカー設計時のパフォーマンスを発揮していないので、車に良いことが無いと思う。
毎度、経験則の話しかしないが、3500CCのV6エンジンを搭載したW211あたりだと、レギュラーガソリン給油後リッター5KMを割ることが多かった。ハイオクだと、リッターあたり7KMは走る。
日本で販売しているレギュラーガソリンのオクタン価は90~91。ハイオクは98~100。対して、ドイツ本国ではオクタン価が95が通常。という話を聞くと、「レギュラーとハイオクを50:50くらいで給油すると問題ない??」という事が議論された。私も、残量警告灯が点灯してから給油する時に、セルフスタンドで「ハイオク30リットル、その後レギュラーで満タン」という事を繰り返した事があった。給油後、確かに問題がないのだが、非常にめんどくさい。
レギュラーとハイオクの価格差が10円としたら、一度の給油で節約できる金額は300円ほど。頻繁に給油すれば節約効果が高くなるが、それに比例してめんどくささが倍増される。結局、作業が面倒なため、断念してしまった次第である。
「それくらいの作業で節約できるならOK」と思う方は是非チャレンジを。